スクラップ・アンド・ビルド

羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』読了。
えっ、ここで終わり?
というのが正直な感想です。

ここから始まるくらいのつもりで読み進めていたので、Kindleのページをめくったら奥付けが出てきて、少し拍子抜け。

でも、主人公は『孫』で、これから自分の社会を持つ若者が関わる『介護』はこのあたりまでかなと考えたら、とてもよく出来たお話でした。

スクラップ・アンド・ビルド。
筋肉の破壊と超回復を通して、主人公が祖父の介護に独自の価値観で真剣に向き合い、自分の人生もまた再構築していく様子がとても興味深かったです。

主介護者のお母さんが、介護を始めてから親への当たりがきつくなったというのもリアル。
哀しいかな、実親の介護は関係が深いがゆえに愛憎も激しく、他所から『そんなにキツく言ったら可哀想じゃない、実の親なのに』とか言われがち。
何もわからない奴らは黙ってろよ!という気持ちも、この本にはしっかり書いてありました。

主人公は、祖父の『老後』というものから何かを得て、ここから本当の社会に羽ばたいていくのでしょう。

2015年 芥川賞受賞作、面白かったです。

ただ、大きな欠点が。
それは…

羽田圭介さんがメディアに出過ぎて、インパクト強すぎて、主人公を想像する時にどうしてもルックスが羽田さんになってしまう!

主人公の性的なあれこれの部分でも羽田さんのルックスが浮かんで、何とも言いがたい気持ちになるのですよ…。
羽田さんのルックス批判では決してありませんが、イマジネーションの邪魔である事は確かです(^_^;)

もう1人の2015年芥川賞受賞者、又吉直樹さんの『火花』は受賞後すぐに読みましたが、こちらもさすがに自分のいる世界を描いているだけあって面白かったです。
注目の2作目は未読ですが、そのうち!



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